ペナンのストレイキーから南仏やロードス島の思い出

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昼食後、Mall内を一回り、海辺に出て散歩、
気分が晴れ晴れとしてきます、
ウオーターフロントです。
炎天下の南仏を思い出します。
以下、私の昔の思い出です。
カップ・アンティーブ、カップ・フェラ、
コート・ダジュール(紺碧海岸)、蒼い海、
地中海色という独特の赤い色彩の建物。
ニースの街並みに高層ビルはなく、海岸通り、
プロムナード・デ・ザングレ(英国人大通り)
に面して、建物が立ち並んでいます。
パリの街並みに比べて、建物の高さが、
平均して低く設計されているため、
空が広く感じられます。
というふうに、ニース・カンヌに何度となく
滞在するたびに思っていました。
1994年5月に開催されるアジア開発銀行の
年次総会に出席される本社役員のアテンドの
準備・下見のため、その年の4月に、ニース
に秘書と2人で出張した時のことです。
宿泊予約済の客室、バンケットルームの検分、
会議場、ハイヤー会社との打ち合わせの他、
ニース近辺の主だったホテル・レストランを
下調べしました。
ニースから海岸伝いに、東にクルマで30分。
グランドホテル・ド・カップフェラ
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岬のほぼ頂上に立つホテル。
1908年創業、「古き良き時代」の世界で
最も素晴らしい、待ち合わせ場所の一つとして、
お金持ちや有名人に愛されてきたホテル。
14エーカーの広大な敷地には、芝生が敷き
詰められた一帯、そのままの自然の景観を
生かしたところなど、至る所に南洋の樹木や、
この地方固有の草花が咲き誇っています。
落ち葉、ゴミの類は、毎日、何度も掃除され
ていて、綺麗に片付けられています。
プールは、ホテルのレストラン、テラスの
高さから50メートルほど下がった海にせり
だした斜面を横に切って、水平なところに
作られています。
ちょっと見ると、プールから溢れていく
水が、そのまま、海に流れ落ちていくような、
騙し絵を見ているような錯覚に陥ります。
今でいうと、Infinity pool*を断崖絶壁の
ホテルに作りこんだようなものです。
インフィニティプールは、水が1つまたは
複数の端を越えて流れる反射またはプールで 、
境界のない水の視覚効果を生み出します。
そのようなプールはしばしば、縁が海などの
より大きな水域、または空と合流するように
見えるように設計されています。
(ウイキペディア引用)
ロードス島のリンドスのアクロポリス遺跡の
頂上に上がった時も、同じような自然の錯覚
を覚えます。
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リンドスでは、頂上の階段の手前で、
Infinity Poolとは逆になりますが、
大空が急に、自分の歩いている地面と
くっつくような、感じになります。
このロードス島には旅行会社の頃、
10回ほど行っています。
私自身、結婚式はロードス島の教会でしています。
カップフェラのホテルでは、ホテルの庭から
このプールのところまで、香港島のビクトリア
ピークへのケーブルカーのミニチュア版とでも
いうような、可愛らしい4人乗りのケーブル
カーが動いています。
このホテルの屋外のテラスで食事をしたり、
ティータイムを過ごします。
ここの空気を呼吸し、遠くに地中海を眺めます。
プール脇の真っ白な長椅子に寝そべって、
日光浴をします。
冷たい飲み物をとる。
彼方に蒼い空。
この世の贅沢、です。
このホテルのレストランもミシュランの
星付きです。
このホテルが以前、日本の石亭ホテルの
手に落ちていたことがあるのを、後年、
知って驚いたことがあります。
私の学生時代からのフランス人の友人が、
東京に移住してきて、日本人の歯科医と結婚、
テレビCMのアテレコをやっていました。
石亭ホテルのテレビコマーシャルの際、
フランス語のセリフを言う時、代理店に散々、
「もっと、甘く、もっと甘く喋って下さい・・」
と言われたことを笑い話で話してくれた時、
「カップフェラのホテルを石亭ホテルが
買っていた・・」と、聞いた事が
あるからです。
1995年~96年、私がオーストラリアに赴任前、
1年だけ東京にいた頃、聞いた話です。
ググってみると、このホテル(1989年当時)の
ことを書いているブログ、
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バブル当時の石亭グループの話のあるブログを
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発見しました。(大感謝!)
同じような経験をしている人が
世の中にはいるんだ・・・
このフェラ岬の下、ヨットハーバー
近くに、素敵なレストラン
「ラ・ヴォワル・ドール」がありました。
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今は、ホテルになっているようです。
この下見旅行の時、わかったことが一つ。
コートダジュールといっても、
ニース・カンヌ
あたりでは、パリの延長線上にあり、
あまり、日常を離れたリゾートとは、
言えません。
本当の贅沢を感じるのは、
アンティーブ岬やフェラ岬、なんです。
さまざま、昔の思い出に浸って
海辺の散歩を終えて、ペナンの
アイランドプラザのコンドに
帰ってきました。

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